賃貸不動産経営管理士とは?


【はじめに】
国土交通省は平成23年12月に新しい登録制度を制定しました。
それは「賃貸住宅管理業者登録制度」というもの。これは賃貸物件のオーナーと入居者を結ぶいわゆる不動産仲介業を行っている会社を登録するものです。これにより仲介業の実態を把握して,賃貸物件の紛争を未然に防ぐ目的があります。
これに応える形として「賃貸不動産経営管理士」という資格が設けられました。今回はその賃貸不動産経営管理士について見ていきましょう。

【賃貸不動産経営管理士とは?】

賃貸不動産経営管理士とは簡単に言えば賃貸物件管理のプロのこと。これがあればビルメンテナンスや法定点検、仲介業者としての専門知識を備えているという証明になります。
似たような資格に「宅地建物取引士」や「マンション管理士」がありますが、こちらのふたつは国家資格であるのに対し、賃貸不動産経営管理士は国家資格と民間資格の中間に位置付けられる公的資格です。さらに、こちらはまだできて日も浅い資格で合格率も比較的高めです。
公的資格だからといって信頼度合いが低いかというとそういうことはなく、むしろ従来の資格ではカバーしきれなかった賃貸仲介業の専門知識を網羅しているので、有資格者がいる会社はオーナーにとっては頼りがいのある会社と言えるでしょう。
賃貸不動産経営管理士の資格ができてから11年で5万人の有資格者を輩出していることからもその重要性がわかります。

【メリット】

では賃貸不動産経営管理士資格を持っているというメリットはなんなのでしょうか?以下に見ていきましょう。

・空室対策やリフォームの専門知識
国土交通省が賃貸住宅管理業者登録制度を制定したことは上記の通りですが、背景には空き家問題や少子高齢化による住宅の供給過多が挙げられます。これらに対応するため国土交通省は新しく住宅を建てるのではなく、リフォーム・管理維持で既存の住宅を長持ちさせる方向に舵を切りました。
そういった流れに即した空室対策・メンテナンス・リフォームの具体的な対策を打てる賃貸不動産経営管理士はこれからオーナーにとって有用な人材となるでしょう。

・Airbnb経営のコンサルタントも可能
空室対策としてAirbnb(エアビー)を始めようかと思っているオーナーも多いかもしれません。賃貸不動産経営管理士は幅広い知識を持っているため、エアビー経営へのコンサルタントも可能です。空室対策にエアビーを始めるときの心強い味方になってくれるでしょう。

・オーナーと入居者の仲介をしてくれる
賃貸不動産経営管理士は媒介契約から退去立ち会い・契約更新まで幅広い仲介業務を行います。最近頻発している退去時のトラブルや入居者同士のクレームなど、オーナーだけでは対処できない複雑な問題も、冷静に第三者目線で対応してくれます。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?今回は賃貸不動産経営管理士について見てきました。
先ほど、この資格は公的資格であって国家資格ではないと言いましたが、いずれ国家資格になるのではないか?という意見もあり、仲介業の必須資格になります。
この記事を参考にオーナーの方は彼らに意見を求めてみましょう。