賃貸で大家さんが騒音退去をスムーズに解決する方法


賃貸経営を行うと入居者の方から様々なクレームが寄せられますが、「騒音」に対する苦情も多いものです。今回は、大家さんがスムーズに騒音退去を行う解決方法をみていきたいと思います。

騒音トラブルの対処は誰が担当するのか?

賃貸物件では様々な問題が発生しますが、その中でも騒音問題は頻繁に起こる揉め事です。騒音が長期的に長引くと入居者の方、全体に影響を及ぼします。このような場合、対処は何所にお願いをすれば良いのでしょうか。

結論から申し上げますと、大家や管理会社は騒音に対するトラブル対処の責任が発生します。家賃の対価として、入居者に快適な居住環境を提供するのは義務だからです。なお、賃貸物件の管理を大家さんが管理会社に委託している際には、不動産管理会社の責任で対処を行ってもらいます。責任の所在はしっかりと確認しておきましょう。

対応の放置は損害賠償を請求されます

騒音問題の原因はペットの鳴き声、大音量の音楽、大声などです。騒音のトラブルで住人からクレームが出ているのに放置し対応を怠った際には、被害者から引越し費用や損害賠償を請求される可能性もあります。苦情を受けたら速やかに、適切な対応を行いましょう。

騒音トラブルが起きたら、やるべき事

クレームが来た際には、管理会社の方や大家さんは速やかに次の手順を行いましょう。

1.現状の把握をし、証拠を収集する
2.入居者の方へ周知する
3.入居者から状況を聞き出す
4.騒音を出している入居者の方へ改善のお願いをしに行く
5.苦情を言ってこられた方へ報告をする

この手順は間違えないように気を付けましょう。

騒音を出した方の契約解除が可能になる条件

騒音の主が騒音トラブルを認めている時と、賃貸借契約に騒音の内容記載がある際には、賃貸契約の解除が可能になります。退去を求めるには、賃貸借契約書の契約解除に関する規定が重要です。騒音や迷惑行為禁止などに関する記載があれば、退去を要求する事が出来ます。

強制退去の流れについて

騒音を出した住人に強制退去を求めるには、次のような流れになります。

1.注意と勧告
2.内容証明郵便によって勧告する
3.契約解除
4.明渡請求訴訟

騒音のトラブルが起きた時の注意点

騒音トラブルで退去させたいと考えた時に、注意することがいくつかあります。その1つに、環境基準で40~60デシベルを超えない時には退去させる事は難しいです。60デシベルは、非常に大きく聞こえうるさい状況で、声を大きくすれば会話ができる程度です。騒音の種類としては、掃除機の音で1m離れた場合程度の音になります。

次に、なかなか騒音トラブルが解決されない場合には、苦情を出した側の住人が耐えきれなくて、先に退去きてしまう問題もあります。それでも苦情を出した住人が退去するのは、本来的ではありません。

最後に入居者は居住権によって、借地借家法で保護されています。苦情が出たからと言って、安易に強制退去させる事は出来ません。大家さんが家財などを勝手に処分して、鍵を交換して部屋に入れないようにしてしまうと訴追されてしまいますので、お互い理解が必要です。

まとめ

今回は賃貸で大家さんが騒音退去をスムーズに解決する方法について見ていきました。居住者が安心して暮らせる環境を作るのは、管理会社や大家さんの役目です。トラブルを未然に防ぐ為にも、入居者とのコミュニケーションや相談事を受ける環境作りなどのリスクヘッジが必要になってくるでしょう。