不動産業界で実際に投資しているのはどんな人たち?


はじめに

不動産会社や仲介業者の日本での発祥は、文明開化が始まった明治時代と言われており、この業界が誕生してから100年以上が経過しました。
現代では個人が不動産投資を始めるケースも増えていて、業界の裾野が広がっていくのに比例して複雑さも増していると言えるでしょう。

今回はそんな不動産業界における不動産投資の主人公となる4つのタイプについてまとめてみたいと思います。

地主は日本で一番多いタイプの大家

先祖代々継承してきた土地にアパートなどの建物を建築し、家賃収入を得ているタイプの大家さんのことです。
家賃収入の他には土地を借地として貸出し、地代を得る方法をとっているケースもあります。

このタイプの大家さんは、小規模なものから戦前の財閥系までピンキリですが、好立地にあればあるほど不動産投資が有利になります。

投資家

地主系に比べて少数派となるのが、投資のためだけに不動産を所有するタイプの事業家タイプです。地主系の大家さんは実際にその建物に住んだり、管理などに関わったりすることも多いですが、投資家タイプは投資で「収益」を得るのが目的ですので管理は仲介業者に任せることが多いようです。
このタイプは事業が軌道に乗ると、資本をどんどん増やし、より大規模な不動産投資に着手していく傾向もみられます。(不動産投資は「あくまでビジネス」と捉えているのでしょう)

不動産業者

不動産業者と一口に言っても、転売業者、リフォーム、家賃保証、賃貸仲介など様々です。
ただ、投資という面で見れば、転売で利益を得る方法が一般的でその基本は「安く買い、高く売る」ことです。字面だけ見ると簡単に利益が出せそうに見えますが、転売の場合、不動産の短期所有になるので税金でほとんど持っていかれてしまいます。
不動産業者として投資をし、利益を上げるのは容易ではないと考えた方が良いでしょう。

サラリーマン

節税目的や老後の年金資産の代わりとなるものを求めて、不動産を購入するタイプの人たちです。
結論から言えば、このタイプの投資家が成功するのは「極めてまれ」といえます。
まず、サラリーマンが損益通算を利用して行う節税目的の場合は不動産投資で赤字にならなければいけません。また、将来のために新築マンションなどを購入したとしても、20年後・30年後に資産価値は下がりますので利益が出るほどの家賃収入を得るのは難しいといえます。
素人のサラリーマンなどが、不動産会社からの甘言に乗って安易に新築マンションを買うことはやめておいた方がよさそうです。

まとめ

不動産業界で投資を行っているタイプについてみてきました。
これらのタイプは現在の不動産投資家をパターン化したものですが、この業界で今後新たなビジネスモデルが生まれ、新しいタイプの投資家・大家さんが生まれることもあるでしょう。
いずれにせよ人間にとって土地や建物が必要な限り、不動産業界が消滅することはありませんので知っておくと良いと思います。