不動産投資のポートフォリオ


不動産に限らず、投資に関心を持っている人なら、一度は聞いた事のある言葉がポートフォリオではないでしょうか? 今回は、ポートフォリオとはどういう物か? という疑問への答えと、不動産投資をポートフォリオに含めるメリットを解説します。

ポートフォリオとは

日本では長期にわたって続く”ゼロ金利政策”によって、銀行に預貯金を預けているだけではお金はほとんど増えません。老後資金の不足問題も相まって、資産を預けるのではなくもっと積極的に運用する人が増えています。

一定の範囲内で購入した投資信託などから得られる利益が非課税となるNISA及び積み立てNISAの制度があります。この制度が出来た事も投資志向を加速させる材料の一つになっています。資産形成をする上で重要になってくるのが、資産のポートフォリオです。

ポートフォリオと言う言葉には、いくつかの意味がありますが、投資の世界におけるポートフォリオとは、保有している資産の、内訳を表します。預貯金・株式・債券・不動産などのすべてが対象となります。リスク管理のために投資の分散も意味しています。

何故、ポートフォリオが重要かと言うと、分散投資という考えが重視されるからです。これは、よく例えられるのが”一つの籠にすべての卵を盛るな”という格言です。大事な卵を一つの籠にすべて入れていると、その籠を落としてしまったら卵は全部割れてしまいます。

だから大事な卵は一つの籠に入れず、いくつもの籠に別けて持ちなさいという教えです。この考えを基に、資産は一つの商品、一つの銘柄に投資せずに、いくつかに別けて投資する事が推奨されているのです。

いくつかの商品、銘柄に別けて投資した資産をポートフォリオと言います。ポートフォリオを組んでおけば、特定の商品、銘柄が値を下げた場合のリスク分散として機能します。

ポートフォリオに組み入れる資産の種類と特徴

この項では、ポートフォリオを構成する資産にどの様な物があるか見て行きましょう。

株式

株式は企業の所有権を分割した物です。証券取引所に上場された銘柄は自由に売り買いが出来ます。上場されていない株(未上場株)は、簡単には売買できないので注意が必要です。企業の業績が良い場合、保有している株式の数に応じて配当を受け取る事が出来ます。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金を運用会社が運営し、それによって出た利益から手数料を差し引いた物をそれぞれの投資家に分配するという物です。様々な種類の投資信託から選んで投資する事が可能です。

不動産

不動産投資とは、マンションや一軒家を購入し、それを貸し出す事で家賃収入(インカムゲイン)を得るのが一般的な方法です。他にも今後値上がりの期待できる土地や建物を購入し、予想通り値上がりした時点で売却して売買益(キャピタルゲイン)を得る方法があります。

理想のポートフォリオは?

ポートフォリオに組み込む資産の種類を見てきました。次は、理想的な各資産の割合を見て行きましょう。

理想的な資産の割合は、不動産5割、有価証券3割、現金預貯金2割と言われています。
定期的な家賃収入を得られる不動産に最も大きな割合を割き、残りの5割を流動性の高い株や投資信託などの有価証券と現金預貯金で保有します。

理由としては、収入の柱として不動産を保有しつつも、地価下落や空き室などのリスクに備えて有価証券も保有し、更には予期せぬ出費に備えて現金や預貯金も保有するという物です。別の考えで他の割合もありますが、必ずしもこの通りというものは存在しません。資産に5割を超えるものをあてないのが有効だということです。

現金預貯金は、言い方を変えれば日本円への投資なので、これも立派な資産運用の一つです。ただし、インフレーションによる資産の目減りを防ぐ方法としては貨幣価値の下落によるリスクを考えると、不動産投資の存在は大きいのです。

まとめ

今回はポートフォリオを組む事の必要性と、ポートフォリオに組み込む資産の種類、更にはその理想的な配分についてお伝えしました。大切な資産ですので、大事に増やして行ってください。