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【不動産投資】サラリーマンの失敗

【不動産投資】サラリーマンの失敗

副業として不動産投資を考えるサラリーマンは増えていますが、思わぬ失敗をしてしまうことも…。
サラリーマンを続けながら不動産投資を成功させるにはなにが必要なのでしょうか?
失敗してしまった事例を元に考えていきましょう。

 

■失敗事例① 知識が浅いままの不動産投資で失敗

都内のワンルーム新築マンションを、勧められるまま購入してしまったAさん。
真面目に働いてきて独身の40歳。
年金はあてにならないけれど、株などの投資はリスクが大きいし、サラリーマンを続けながらできる副業があれば良いなと思っていました。
そんな時、電話で不動産投資の勧誘がありました。
ローン返済をしても家賃収入がプラスになるので、管理会社に任せておけば、銀行預金よりもずっと利回りが良く、資産形成ができると思えたので、業者と会い、お勧め物件を契約したのです。
家賃収入と、返済費用の差額は5,000円ほどでしたが、ローン返済のための資金が家賃収入でまかなえる=手元から出費せずにマンションが自分のものになるというところに魅力を感じていました。
貯金を頭金に回して物件数を増やせばリスク分散になると勧められ、物件数を増やしたところ、想定外の空き室と、修繕費用に苦しむことになったのです。

 

■失敗事例② 地方の中古物件を利回りだけで信用

都心の便利な場所にある物件は、利回り4%前後になることが多いですが、地方では、物件そのものの価格が抑えられて、10%を超えるものも少なくありません。
Bさんは、利回りの良さに惹かれ、地方都市の中古物件を購入し、サラリーマン大家になりました。
ところが、いったん空室がでると、なかなか入居者が決まらず苦戦しました。
修繕費や広告費がかさんでいきましたが、家賃の値下げをしてでも決めなければ空室のままになってしまうという状況でした。
結局、期待した半分程度しか収益が上がらず、費用は持ち出しになってしまいました。
家賃を下げていますから、当初予定していた収入より1~2割はダウンしてしまいます。

 

■サラリーマン大家成功の秘訣は?

失敗事例のAさん、Bさんは、なんとなく物件さえ持っていれば成功できると甘く考えていたようです。
不動産投資は、副業に向いている投資ですが、どんなターゲットに刺さる物件なのか、物件そのものの質を判断するといった目利きが重要です。
優れた投資家は、土地柄、建物の特徴から最善のプランを導き出します。
アクセントクロスやハンモック、収納の工夫など、ターゲットに刺さるアイデアと、細かい収支計算のシミュレーションが成功の秘訣なのではないでしょうか。
また、そうした深い相談に乗ってくれる業者とタッグを組むことも必要なのです。