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2022年4月8日
賃貸用不動産を持っている大家さんにとって、入居希望者が来てくれる事はうれしい事です。しかし中には、入居申し込みに必要な連帯保証人を誰に頼めばよいのか分からないという人もいるかと思います。今回は、不動産を賃貸するなら連帯保証人は必須かどうかをテーマにお伝えします。
そもそも、賃貸物件入居時の連帯保証人とは何の為に必要なのでしょうか。連帯保証人とは、部屋を借りる借主が万が一部屋を汚損したり、家賃の支払いが出来なくなったりしたりした際に、借主に代わって貸主である大家さんに代金を払ってもらう人の事です。この仕組みは、貸主である大家さんが損をしない為にあります。
万が一の場合にも、大家さんが損をしない為にある保証人と言う制度ですが、借主の側からすると、”連帯保証人と言うと怖いイメージがある”、”誰も頼れる人がいない”、”人に頼らず自分だけで手続きを完結させたい”などの思いから、連帯保証人になる事をお願いする事を躊躇してしまう事もあります。
誰に連帯保証人をお願いしたらよいか分からないという人へアドバイスをするとしたら、次の様な内容になります。
連帯保証人になる事が出来るのは、親、兄弟姉妹、その他の親族、友人知人などです。大家さんや不動産会社によって条件は異なる場合もありますが、ほとんどの場合は、二親等以内の親族が望ましいとしている事が多い様です。
二親等以内の親族と言っても、働けない高齢者であると、連帯保証人として認められない場合もあります。大事なのは、借主となる入居者の代わりに代金を支払うだけの収入があるかどうか、近隣地域に居住しているかどうか、住民票や印鑑証明、収入証明などの書類を用意できるかどうかです。
しかしながら、ここまでお話しすると分かる様に、この条件を満たせる人を探すのは現代では困難です。
連帯保証人を引き受けてくれそうな人を見つけたとしても、”収入を知られたくない”、”実印を押したくない”、”連帯保証人と言うのがどうしても怖い”等の理由で、最終的に断られてしまうケースはあります。
特に近年、連帯保証人を立てる事が出来ない人が増えています。その理由としては、”高齢の単身者の増加”、”人間関係の希薄化”、”日本に住む外国人の増加”等が挙げられています。様々な理由によって、連帯保証人を立てる事が出来ない場合、頼るのは保証会社や保証代行という事になります。
保証会社というのは、何らかの事情で保証人を立てる事が出来ない入居希望者が家賃を滞納した際に、一時的に代金を建て替える業者の事です。あくまで一時的な建て替えなので、代金は後日、借主へ請求される事になります。入居希望者が保証会社を利用したいという場合は、初期費用として保証料が掛かる事を十分説明する必要があります。
最近では保証会社のほかに、保証人代行サービスと言う業者も存在しています。保証人代行サービスとは、連帯保証人を紹介する、または連帯保証人の役割を引き受ける業者の事です。代金の支払いを一時的に建て替える事もしますが、これもあくまで一時的な物なので、後日、借主に代金が請求される事を十分説明して理解してもらう必要があります。
今回は、不動産を賃貸するなら連帯保証人は必須かをテーマにお伝えしました。連帯保証人をどうしても立てられない入居希望者の方には、保証会社や保証代行を紹介して、賃貸契約を結ぶ事も検討しましょう。