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2021年9月17日
不動産投資をして資産形成をするためには、良い物件選びというものが一番に求められます。その物件を選択するため何かの指標、またはそれに替わる判断材料となるものが必要です。その一つに利回りの数値を見るというものがあります。今回利回りの代表格にあたるものやその計算方法についてご紹介します。
利回りは、投資に対する収益を表しています。そして、リスクも同時に示してします。利回りを理解すると、不動産投資のお金を投じる最初の判断として最も重要です。適切な判断をすることができれば、不動産投資の成功率は格段に上がります。
利回りは年間で得られる収益を、物件の購入額で割った数値を言います。その意味ついてお話しましょう。利回りは別な表現をすると、”不動産投資における収益性や効率性を表す指標”です。
例で言うと、利回り0.5割で投資金額100万円なら年間収益は5万円、利回り1割の物件では年間収益は10万円のリターンです。年間の収益である5万円と10万円を比較すると、収益性は当然ながら1割の方が良いと言えます。
高い利回り物件への投資は、リターンが大きいため収益性と効率性が上がります。表面的には高い方が良いという判断ができます。ただし、投資にはリスクが伴います。あくまでほかの条件が同じならば、利回りは高い方が良いという事です。
利回りの高い物件の中には、投資家がリスクを感じているため買い手があまりいない物件という物があります。例えば過疎化の進行している地域にあり、築年数も古く空き室率の高い物件等がこれに該当します。
空き室が出来るとなかなか次の入居者が決まらないというリスクが考えられるため、結果として低価格になり利回りが高くなっているという実態があります。高利回りだからといって、安易に投資をするのは危険な判断です。
不動産においては、いくつかの利回りの値があります。代表的なものとその計算方法を挙げておきます。
①表面利回り
不動産提示する代表的なものが表面利回りです。物件に関する表面的な利回りを把握するものと心得ましょう。
〇計算方法
表面利回り=年間家賃収入÷物件購入価格
式を見て分かるように、非常に簡単な計算方法です。
②実質利回り
実質利回りは売買価格と年間収益に、購入にかかった経費や不動産経営を行っていく上で不可欠な経費を入れて算出します。物件購入のための経費として、登記費用・ローン事務手数料・印紙税・その他各種税金・保険料・管理修繕積立金・空室損失費用が含まれます。
〇計算方法
実質利回り=(年間家賃収入-年間運営経費)÷物件購入価格
表面利回りより不動産運運営の実情に準じた計算方法であり、より現実的な数字で見ることができます。
〇その他の利回り
上記の他に、(自己資金投資・借入金返済後)利回りなどもあります。
今回は、不動産投資における利回りの意味、種類、またその代表的なものの計算方法などを紹介しました。不動産投資は、専門不動産業者の方に相談し、しっかりと知識を得てから始める事をお勧めします。