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■見通しが外れていたのはどの部分か

多くの場合、物件購入額、ローン返済金額、家賃収入、ランニングコストのバランスを計算して、採算の取れる家賃を周囲の相場からはじき出して賃貸に出しているはずです。
すべての数字が噛み合っていれば、予想通りの収益があげられるはずです。
あてが外れる場合というのは、空室があるため期待した収入が入ってこないケースが多いのではないでしょうか。
『安い競合相手の登場』
『入居意欲を刺激する環境ではない』
『入居募集が弱い』
空室ができていまい、収益状態が低下してくるのには、それなりの理由があります。
自分の物件に、思い当たる原因が全く無い場合でも、他に、安くてきれい、安くて便利など、良い条件がそろっている物件が現れると、客足はそちらに流れてしまいます。
そこに対抗するためには、より良い条件があるとアピールすることや、魅力ある企画そのものを立ち上げて、多くの入居希望者を集める事が大切です。

■入居者がいて安定した家賃をいただける

とにかく入居者がいなければはじまりません。
不動産投資の収入の主なものは、家賃収入なのですから空室が目立つことが問題です。
人の動きがある春と秋には、周辺の相場を調べ上げ、礼金カット、設備の交換、入居者募集の広告に力を入れるなどの努力が必要です。
しかし、物件に清潔感が足りない、老朽化を感じさせるなどのマイナス点が目立つようになっている場合には、設備改修や修繕などの投資が必要になってきます。
周辺のニーズを調べ直し、ターゲットに刺さる工夫が必要になってきます。

■セールスポイントになる改善策

『アクセントクロスのある印象に残る部屋』
クロス張替えでは、前面同じものでそろえるより、１面のみ印象的なものにして、ほかはスタンダードで安価なものにしたほうが、費用対効果が高くなります。
手持ちの家具を配置しただけで、なんとなくおしゃれに見える。そんなデザインが、入居者に刺さるでしょう。

『ハンモックなど個性的な設備つき』
梁や躯体から吊るすハンモックに憧れる人は多いものです。見た目におしゃれになり、実用的にも空間を立体的に使えてなかなか便利です。ついているとちょっと面白い…そんなアイディアが効果的です。

『ペットOKの猫家』
ペットと暮らしたいと考える人は増えています。まるごと１棟ペット仕様にするという選択もあり。キャットウォークつき、出入り口つきなど潜在ニーズがあるかも。

市場調査の上、新しいアイディアを検討していきましょう。