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2021年6月25日
”マイナス収支の不動産を持つ投資方法”と聞くと、とてもリスキーに聞こえます。ところがこれにはきちんとした方法があり、将来に備えるという意味では有効な方法の一つであると言えるでしょう。リスクとメリットをしっかり学び、将来に備えましょう。
一般的にワンルームマンションに投資をする場合、一括借り上げの契約で運用することがほとんどです。この場合、マイナス収支になるのが一般的だと言われています。では、一括借り上げとはどんな契約方式なのでしょうか? 次で説明していきたいと思います。
一括借り上げとは、不動産管理会社が又貸しを前提として、オーナーから物件を借り上げる方式のことで賃貸借契約となります。つまり、不動産管理会社が賃借人となるため定期的な家賃収入がきちんと入ってくることになります。
一方、不動産管理会社はオーナーの代わりに入居者を募集し、物件を転貸(又貸し)します。
オーナーにとっては、入居者の募集を不動産会社に任せることができますし、空室状況に左右されずに安定した収入が見込めるという利点があります。つまり、手間をかけずに安定収入が見込めるのです。※契約により「家賃保証」「空き室保証」の設定があります。
一方、不利な点としては不動産会社へ毎月の手数料の支払いが生じる事です。つまり、入居者の募集などの手間を、手数料で購入している形になるのです。この手数料があり、この支払い分がマイナス収支になります。
では、マイナス収支の不動産投資がなぜ将来への備えになるのかを次で説明していきたいと思います。
では、マイナス収支の投資が、なぜ成立するのかを説明していきます。マイナスを1万円とします。毎月1万円の支払いを35年間(ローンの支払い期間)続けたとして、トータル420万円になります。
ローン完済後、物件を売却したとすると、最低でも420万円以上にはなります。売却せずに運用した場合、家賃が月8万円とすると年間96万円、10年で960万円、20年で1920万円になります。
さらに、ローン返済中は団体信用生命保険にも加入できるので生命保険としても活用できます。このように、短期的にはマイナスでも長期的な視点で見れば、決してマイナス収支ではないことが分かると思います。
このように、マイナス収支の不動産投資と言っても、短期的な視点と長期的な視点とでは収支の見え方が変わってくることがお分かりいただけたかと思います。ただし、投資というものは全てが計算通りにいくものではありません。しっかりとした知識とリスクに対する対策も必要になってきます。信頼できる専門業者に相談するのも一つの方法かもしれません。