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2021年8月4日
土地や建物の運用を通して収益獲得を目指す不動産投資。これは他方で、事業経営的な側面を併せ持ち、そういった部分に対応する能力が求められるとも言えます。では、不動産投資に向いている人の特徴としては、どういったものが挙げられるでしょうか。見ていきたいと思います。
投資によって得られる利益には、インカムゲインとキャピタルゲインの2通りが挙げられます。これは不動産投資においても例外ではありません。
キャピタルゲイン型の投資は主に、資産の売却により、元の資産以上の利益を得ることを目的としたタイプを指します。土地や建物を対象としたケースに当てはめると、物件購入額以上の金額による売却に該当します。元値より高く売ることで、その差額分が利益となるわけです。
キャピタルゲインには、短期間で多額の収益獲得が見込めるという特徴があります。しかし不動産においては、必ずしも物件価値が上がるとは限りません。資産価値の下落により、売買差益が見込めず逆に損失になってしまうリスクも低くはないでしょう。
もう1つのインカムゲイン型の投資は、資産の所有によって利益を生み出すタイプとなります。不動産投資に当てはめた場合、所有する土地や建物を他者に貸す賃貸借契約を結び、それによって月々の家賃収入を得る形式が一般的と言えるでしょう。
家賃収入が発生するインカムゲイン型が、不動産投資における主流の形態に当たります。
運用する不動産の資産価値に比べれば、月々に入ってくる家賃収入は少額と言えるでしょう。しかし長期にわたって定額収入が見込まれ、キャピタルゲインに比べれば格段にリスク
の低い投資方法となります。
不動産投資のメインの形式となるインカムゲイン型は、賃貸経営と言い換えることも可能です。土地あるいは建物といった物件財産を元手に、物件貸し出しという事業を行うものとも捉えられるわけです。
事業経営における収益は、収入から支出を差し引いた分となります。
まず元手となる支出すなわち経費を使ってビジネスを行い、それによって収入すなわち売り上げを得ます。その売り上げから経費分を差し引いた余りが収益となるわけです。インカムゲイン型の不動産投資も、これと同様の仕組みで収益を獲得することとなります。
賃貸経営における支出は、賃貸物件となる不動産の購入費用や物件の維持管理費などが挙げられます。収入に該当するのは、家賃収入やその他賃貸借契約に関連する料金です。毎月の家賃などといった収入から、賃貸住宅取得時のローン支払い・管理会社への委託料・住宅の修繕費用など毎月の支出を差し引き、その残りが収益となるわけです。
収益がプラスであれば黒字、マイナスであれば赤字となります。このように一般的な事業経営と殆ど同様の在り方で、インカムゲイン型不動産投資が取り組まれることとなります。
前項にて、賃貸物件を用いた不動産投資は事業経営と同じ仕組みであることを見てまいりました。このことから、不動産投資に向いている人の特性と、事業経営者に求められる特性はほぼ同一のものであると言えるでしょう。
そのことを踏まえ、不動産投資に向いている人の特徴について見ていきたいと思います。
1つ目の特徴として挙げられるのは、リスクを恐れず前向きに捉えられる、という面です。
賃貸経営を始めるに当たって、始めに賃貸住宅の購入もしくは建築に多額の資金を費やすこととなります。ローンなどによって資金を借り受けるケースが主であり、その借金を負うことに躊躇いがあると、スタートラインに立つのも難しいでしょう。
次に挙げられる特徴は、長期的視野で経営計画を考えられる、という面です。
ローンや融資など広義の意味で借金に相当する資金を利用し、または多額の自己資産を元手として投入する関係上、負債を回避することは重要課題と言えるでしょう。長期間にわたって収益獲得を継続していくためにどうすれば良いのか、常に考える姿勢を持つことで、これに対応できます。リスク回避と経営安定化双方を実現させる上で欠かせない観点となるでしょう。
以上のように、家賃収入型の不動産投資には、リスクを恐れない姿勢や長期的な計画性を見出す思考を持つことが有利に働くと言えます。それは、賃貸物件による投資のみならず、広く経営全般にも共通して言えることでもあるわけです。