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【はじめに】
不動産投資には大きな金額を投じます。もしうまく軌道に乗れないとなかなかそこから抜け出すことができなかったり、最悪の場合失敗して多額の負債を抱えることにもなりかねません。
そこで大切なのが「戦略」です。しかしその戦略も基本を抑えていないと意味がありません。

【なぜ不動産投資に失敗する？】

誰もが失敗しようとして不動産投資などしませんよね。しかしうまくいくのは一握りです。あとは薄利でカツカツとやっているか、完全に失敗してしまう人が多いのです。
なぜそうなってしまうのでしょうか。

自分の計画通りの数字が出ないということは、しっかりとした目標を立てず投資戦略を十分に練っていないという人が意外と多くいます。
そしてしっかり投資戦略は立てたつもりでも、結果が出ていないということはその戦略に問題があるからにほかなりません。

【初心者が陥りやすいワナとは？】

不動産投資初心者だとしっかり下調べをしてセミナーにも通い、これなら大丈夫だという戦略に自信がある人もいるでしょう。しかしその戦略の間違いを見つけることは難しいことです。
いくつか例を挙げてみます。

・利回りだけで判断する…「表面利回りだけで判断しない」ということはわりと周知されていますが、たとえ実質利回りを計算して自分ができそうだと思っていてもいざ始めると思いがけない障害が出てくるかもしれません。
・不動産会社のいう事を鵜呑みにする…詐欺まがいの会社でなくても、不動産会社は基本的に不動産の売買で利益を出すところです。「これなら確実に儲かります」という話をされて実際物件を購入してみたけれど、会社の話ほどに利益が出ない…ということもありえます。
・元手がないのに利益目当てで始める…戦略といっても、「この物件を購入したら賃貸収入が入って3年後にはいくら儲かるから」などは論外です。まず戦略通りに利益は出ないと考えましょう。
・ステータスに惑わされて物件を購入する…たとえば東京の人気地区の物件を不動産会社に勧められることがあります。「〇〇区のこの物件を買えば銀行の融資も楽にもらえるだろう」と考えてしまうのは危険です。ただ人気物件を購入したというだけで実績はないからです。実績がないのに背伸びして購入してもいずれ運営しきれなくなり、逆に負債を抱えたまま手放すだけになりかねません。

【まとめ】

結局どんな戦略が正しいといえるのでしょうか…それは自分の身の丈にあった戦略が立てられるかどうかです。
始めはローリスクローリターンで確実に儲けを出すことが大事です。それで何年も運営を順調に進めていくことができたら初めて、自分に合っていて攻めに転じる戦略の立て方がわかってくるでしょう。