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不動産投資を始める時、するべき事はいくつもあります。資金調達、物件選び、各種書類の用意。その用意するべき書類の中に、プロフィールシートがあります。今回は不動産投資におけるプロフィールシートの重要性をテーマに解説します。

プロフィールシートとは何か?

プロフィールシートという物がなんであるかを理解するには、就職活動で使う履歴書や職務経歴書をイメージすると分かり易いかと思います。金融機関から融資を受けようとする人が、自らの経歴や今現在所有している資産などを記入する書類の事をプロフィールシートと呼びます。

プロフィールシートには所有している資産だけでなく、融資をすでに受けている場合はその残債も記入しなくてはなりません。プロフィールシートの用紙は金融機関に用意されている物を郵送かダウンロードで入手して、各項目を記入します。

プロフィールシートと一緒に用意したい書類

前項では、プロフィールシートが、金融機関から融資を受ける際に提出する書類であることを述べました。この項では、プロフィールシートを提出する際に合わせて用意しておくと良い書類を紹介します。

〇公的身分証明書
運転免許証やパスポートと言った、公的身分証明書のコピーも用意しましょう。

〇所有物件について記載した書類
金融機関から融資を受けようとするのは、新たに不動産物件を取得しようという際ですから、これまでに不動産投資で実績を上げているという証明になる物があれば、それだけ審査で有利に働くと考えられるからです。

〇財務諸表
会社を経営している人の場合であっても、その会社の財務諸表ではなく、あくまで個人の財務諸表を用意しましょう。収入を証明できる書類、源泉徴収票や確定申告書類を用意しておきましょう。不動産投資以外からも収入を得ていることを示せれば、金融機関はこの不動産投資が万一失敗した場合でも、融資した資金を回収できると判断する可能性が高くなるからです。

プロフィールシートを作成するべき理由

プロフィールシートの作成は時間と労力を要します。しかし、それでも作成する価値は十分にあります。ここではその理由を述べます。

一度作成すれば融資を受けるたびに作成する必要が無くなる

これから不動産投資を初めて行おうとする人が、プロフィールシートを作成するのはかなりの労力と根気が必要です。自分の資産の棚卸とも言うべき作業をしなくてはならないからです。

しかし、一度作成しておけば、2件目以降の融資を受ける際に、プロフィールシートを作成するのは格段に楽になります。今後、投資規模を拡大していきたいと考えているのであれば、プロフィールシートはしっかりと気合を入れて作成しましょう。

プロフィールシートが無いと全て口頭で説明が必要になる

先にも述べましたが、プロフィールシートは不動産投資をする上での履歴書に例えられます。これを作成しないまま融資を受けようとすると、全ての経歴と保有資産について口頭で金融機関の担当者に説明しなくてはなりません。

これには大きな労力が必要です。作成するときは大変でも、融資を受けるたびに口頭で1から説明する労力に比べれば全体としては楽になります。

プロフィールシートはブラッシュアップしよう

前項では、プロフィールシートを一度作成すれば、毎回口頭で説明する必要が無くなるのがメリットであることを説明しました。しかし、プロフィールシートは何度でも書き直した方が良いのです。

最初に作成したプロフィールシートよりも、2度目、3度目に作成したプロフィールシートの方がより洗練されて見易くなっているはずです。それは金融機関の担当者の心証を良くし、審査を通り易くすることに繋がります。プロフィールシートは何度でも書き直しましょう。

まとめ

今回は、不動産投資を始めようとする際のプロフィールシートの重要性についてお伝えしました。プロフィールシートは一度きりではなく、融資を受ける際には毎回必要になる書類ですので、労力を惜しまず、しっかりとした物を作成して審査に臨みましょう。