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2022年1月26日
投資用不動産をローンで購入する場合、どれくらい融資が受けられるのか気になる方も多いかもしれません。金融機関は「属性」に基づいて融資の可否や上限額を判断します。今回は個人属性と物件属性について、不動産投資初心者の方に向けて簡単に解説します。
ローンを申し込んだ人の職業や収入、保有資産などの社会的・経済的背景のことをいいます。金融機関はその背景(個人属性)に基づいて融資の審査を行います。以下に個人属性を紹介します。
〇個人識別情報(氏名・住所・生年月日など)
〇勤務先(職業など)
〇勤続年数
〇年収(収入)
〇家族構成(配偶者の有無など)
〇居住情報(年数など)
〇金融資産の有無(資産状況)
〇ローンなどの借入の有無
属性について「低属性」や「高属性」と言われることがあります。融資に関わる属性についてはそのラインなど明確な基準は公表されていませんが、それぞれに影響しやすい属性を以下に紹介します。
〇高属性として挙げられる例
●安定した職業や高収入の職業に就いている方
●勤続年数が長い方
●安定した収入(収益)をあげている自営業の方
〇低属性として挙げられる例
●無職の方
●就職や転職をして間もない方や転職回数が多い方
●勤続年数3年未満の方
●収入が不安定の方
高属性として挙げられた方でも、例えば過去に金銭トラブルがあったり他に借入があったりする場合は、個人属性が低くなる可能性もあるので注意が必要です。
融資の限度額は一般的に年収の5倍~7倍程度と言われています。しかし属性によっては7倍~10倍までと変動することもあります。金融機関の種類によって金利は異なりますが、1%違うだけで返済額が大きく変わります。
また、高属性の人ほど融資の上限額が多く金利も低くなると言われています。
不動産投資のローンを組む場合は、個人属性のほかに「物件自体の属性」も審査に関わってきます。金融機関は物件の築年数や、家賃設定・収益の見込みや過去の売買履歴なども見ています。そのため、物件属性の評価が融資の可否を左右することもあります。
個人属性が高くても物件属性が低いと融資が通らない場合もあります。そのため不動産投資を始める際は、物件選びも重要になります。金融機関に安定した収益が見込めると判断された場合は、金利が低くなる傾向があるとも言われています。
高属性と判断され融資の上限額が多くなった場合、それだけ投資の幅も広がります。また金利も低くなると返済総額も低くなります。そのため不動産投資に挑戦しやすくなります。
融資を受けるには属性について理解をすることが重要です。また不動産投資ローンの審査基準は、金融機関によって違いもあります。内容も非公開なので詳細を知ることはできませんが、ご自身の属性を知って無理のない不動産投資を始めましょう。