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【はじめに】
不動産投資を始めて軌道に乗ってくると、今度はもっと収益を拡大したいと考えるのではないでしょうか。
そこで今回は、所有物件の収益を拡大するためのコツを、前編・後編に分けてまとめます。

【投資物件の収益を拡大するには】

１．経費の見直し
・保有しているマンションは空室率も低く経営は安定しているが、もっと収益を増やしたい。

このような目標を達成するには、まず保有物件の経費を見直してみましょう。
例えば、広告料は地域によって高くつく場合があります。

広告費を安く抑えるには、壁紙や床材などを工夫して写真を見ただけで印象に残る部屋作りをすることや、管理会社との付き合いを大切にすることが有効です。

また、１棟単位でマンションやアパートの管理を依頼している場合は、修繕費・管理費の割引交渉を行ってみるのも手です。

普段から管理会社との信頼関係を築いておくと、何かあった時に相談できますし、広告費や修繕費などの費用を抑える効果も期待できます。

２．協力的な業者を探す
不動産投資で高い収益を出す近道は、良い不動産業者、管理業者を探すことです。

・大手チェーンか地域密着型か
不動産業者、管理業者には大手チェーンと地域密着型があるので、所有物件がある地域や自分が重視したい点を明確にしたうえで選ぶと良いでしょう。
都市部の物件を所有していて全国から入居者を募りたいなら全国チェーンが有利です。
しかし、地方の物件を買ったなら、その地域の地理や気候、地元の需要に詳しい地域密着型の業者を選んだ方が良いかもしれません。
これから新たな投資物件を探す場合も同様のことが言えます。

・自分の所有物件と似た物件を扱っている
自分が現在所有している物件と共通点が多い物件を管理している業者は、自分の希望に合う確率が高いです。なぜなら、不動産業者それぞれに、得意分野があるためです。

・入居者付けの力
どんな業者にしても、入居者付けの力は重要です。入居者付けの力がある業者に依頼すれば、空室が出た時も早めに入居者を探して収入を確保することができます。
その業者の管理物件の入居率などを質問してみると、入居者付けに強いかどうかの判断材料が得られます。

・複数の業者を見る
複数の業者を見て回ることで、協力して賃貸経営を行えるかどうかを想像できると思います。

３．不動産業者、管理会社と良好な関係を築く
・感謝の気持ちを伝える
大家は、お金を払って業者に賃貸管理を依頼します。
ですが、それに加えて担当の社員に感謝の気持ちやねぎらいの言葉をかけたり、打ち合わせの際に差し入れを持っていくなどして気持ちを伝えると、コミュニケーションがよりスムーズに取れます。

・希望や指示をはっきり伝える
「どんな風に賃貸経営したいのか」「突発的な修繕はどのように対応するか」など、要望を明確にすることで、担当者も仕事がしやすくなります。