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2019年3月28日
【はじめに】
「余剰資金で投資を」などと書かれているサイトを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
不動産投資を始めたいと思っている方にとって余剰資金の基本的な知識は持っていた方が良いでしょう。今回は余剰資金についてお話したいと思います。
一般的には自分の資産のうちで生活費、非常時や将来に備えたお金を引いても残っているお金を指します。
その分のお金を使って、もしそっくり無くなってしまったとしても生活に影響が及ばない、というのが基本です。
ですので、「貯金」とは意味合いが少し違い、「何かのために使う目的の無いお金」のことになります。
余剰資金は最低100万だという人もいれば300万という人、また投資をするためにはそれ以上、などという人がありその基準も様々です。
人によって「余剰資金」の考え方は様々で、また各個人、各世帯によって自分の資産のうち「どれだけが余剰資金か」という捉え方にも違いがあるので注意が必要です。
「余剰資金で投資を」について、基本的な言葉として考えてみたいと思います。
まず、絶対に不動産投資をしてはいけないのは
「(不動産)投資をして余剰資金を作ろう」
という考えです。
投資の中にはそこまで大金でなくてもできる種類のものはありますが、それでも投資をして余剰資金を作る、または儲けを出す、という考え方は危険です。
投資は元手がなくてはいけません。
しかし投資で儲かることもあれば損をすることもあります。
元手のない投資はむしろ「投機」であり、ギャンブルの要素が強いものです。
そして不動産投資はそもそも余剰資金が無いと不可能に近いでしょう。
不動産投資は大きなお金を動かすものです。
まず賃貸物件を購入するためにはそれこそ100万円単位、1000万円単位のお金が必要になります。
余剰資金が無く不動産投資を始めるには、今持っている資金に手をつけなくてはなりません。そして初心者が大きな儲けを出すことはほぼありません。したがって、次第に自分の貯金を使い果たし、生活費も圧迫することになり、運営していくお金も無くなることから投資は失敗のまま退却せざるを得ないでしょう。
次に考えたいのが各個人、各世帯における「余剰資金」が何か?についてです。
将来のため、教育費や老後資金はきちんと余剰資金とは別に貯金してあるという方もいるかもしれません。
しかし将来思わぬことで教育費がかさんだりして老後資金に手をつけるかもしれません。
また、国の政策が変わり思わぬ出費があるかもしれません。
そのリスクを差し引いてもなお「余剰資金」があるのか十分な検討が必要です。
特に不動産投資は10年ほどは最低でも続けないと結果が出ないと言われる期間の長い投資です。様々なリスクを考えて、しっかりした不動産投資の計画を立てましょう。