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2016年8月8日
収益と売上は、どちらもお客様からいただいたお金というイメージがありますが、どのように使い分けたら良いのでしょう?改めて違いを聞かれると、ちょっと困ります。そんな会計で使う言葉の意味をおさらいしてみましょう。
“スーパー○×マート”は、1コ60円で仕入れたリンゴを100円で売りました。この場合、お客様からいただいた100円が収益、売上と呼ぶ事が出来ます。ところが、“スーパー○×マート”に入ってくるお金の流れは、商品を売ったお金だけとは限りません。銀行に預けている預金に利子がつく場合もありますし、店内に入居しているテナントから、売り場使用料が入る事もあります。“スーパー○×マート”の本業は、商品を仕入れてお客さんに売る事ですが、商品代金以外にもお金が入ってくるルートが存在します。
『“スーパー○×マート”の売上』
商品を売って、お客さんからもらったお金。
『“スーパー○×マート”の収益』
本業以外も含めたすべての入ってくるお金。売上、利子、使用料、家賃、固定資産を売ったお金などざっくり言うと、入ってくるお金すべてを指す言葉が『収益』で、その中で本業の対価としてお客さんからいただいたお金が『売上』といえます。
字面が似ていて、どれも、いわゆる『儲け』なんだろうなと思いますが、こちらの違いを確認していきましょう。
『利益』
収益から、費用をひいたものです。60円で仕入れたりんごを100円で売った場合、仕入れ値のほかに輸送費や人件費、お店を維持する光熱費などがかかっています。ですから100円-60円=40円の40円すべてが利益では無いということです。費用にはプラスα(輸送費や人件費、お店を維持する光熱費など)が加わるので、利益は「40円-α」という事になります。
『粗利』
売上から仕入れ値を引いたものです。60円で仕入れたりんごを100円で売った場合、差額の40円が「粗利」です。
『純利益』
収益から費用経費を差し引いた金額で、本業以外の突発的な収益・費用を加味して収支を計算した金額。利益。
大きな利益を生み出す会社、大きな収益を生み出す会社は、力をもった会社だと評価されます。ビジネスでは、商品の価値を高めて、お客さんにどれだけお金を出してもらえるかが勝負になります。『収益が大きい→お客さんに支持されている→収益も伸びていく』という図式があります。お客さんに支持されるビジネスモデルを作る事が、事業成功の要となるのですね。