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2018年1月17日
投資が初めてだと言う場合、何か教科書的な書籍があれば、それを教科書にして成功させたい…という気持ちになるかもしれません。わかりやすくノウハウを勉強できる方法はないのでしょうか?
投資は、リターンが期待できる株などに資金を投下して、配当を得たり、そのものの価値が上がるのを待って売ったりして儲けを出します。
不動産投資の場合には、家賃収入で収益を得たり、不動産そのものの価値が上がるのを待って売却したりして儲けを出します。
リターンが生まれる仕組みを詳しく知ると、投資先、期間、配当、価値の値上がりといった条件をどのように組み合わせて行ったら良いか、自分なりのルールが見えてきます。
投資は、リターンが約束されるものではありませんから、浮き沈みに一喜一憂せずに、一定期間でプラスになることを目標にしていくところから始めるのがローリスクなやり方です。
なぜ、リターンが絶対ではないのかというと、需要と供給の原則で市場にかかわる人の思惑で価値が左右されますし、市場に参加する人々の価値観には違いがあるからです。
人気が出て値を上げた割に、一瞬で下落することもありますし、上昇する場合もあります。
“絶対成功する”という教科書は残念ですがないでしょう。
リターンが確約されないなら投資するだけもったいないという考えなら、投資には向いていません。
それは、市場の成り立ちそのものが、価値の浮き沈みがあることで利益が生み出されるところにあるからです。
市場に参加する人の考えが一極集中した場合、売り買いは硬直し、大変危険です。
不動産投資で「土地相続は賃貸物件つき住宅を建ててサブリース」と言った思考が広がりすぎ、需要を上回るアパートが郊外に乱立し、空室が増加したことが問題になりました。
誰もが同じ思考で、同じエリアに賃貸物件をどんどん建てれば、値崩れし、損失を出すでしょう。
セミナーや書籍で、投資について知識を深めるのは良いことですが、それだけではだれでも同じように成功できるとは限りません。
自分の強みを生かした不動産活用を掘り下げて考えることが必要です。
その土地、物件ならではの“ウリ”に気づき、付加価値を与えられる投資家が成功するのです。
ネットの普及で、物件検索は簡単にできる時代ですが、そこの空気を吸わなければわからない条件というものもあるものです。
一般的な理論を展開している“教科書”を求めるよりも、土地勘に優れた業者の情報を集め、企画力や管理で付加価値をつけることが、不動産投資では大切なことです。