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投資のリスクを表す標準偏差とは?

投資のリスクを表す標準偏差とは?

資産形成を目的に投資を利用したいけれど、元本が補償されない部分があると考えると少し不安ですね。投資はギャンブルとは違うと言うのは、様々な指標をもとに市場を研究して将来性にかける部分です。リスクを標準偏差で表す方法についてお話しましょう。

■投資信託のリスクを表す標準偏差

投資信託では、証券会社に依頼して金融商品に投資します。
日常会話では、「リスク=危険」として扱われる事が多いですが、投資信託の価値が「どれだけ減るか」と「どれだけ増えるか」の振れ幅のことをさします。
“リスクが大きい”という言葉を聞いて、「すごく損をしてしまうかもしれない」とイメージする方が多いかも知れません。
しかし、「すごく儲けが出るかもしれない」という部分も含めてみるのが、投資の世界での「リスク」なのです。
この、振れ幅の大きさを表わした指標が、「標準偏差」です。
入試や模試の成績の振れ幅を表す偏差値は、平均点からどれくらい離れている位置にあるかを示しています。
年間平均リターンを基準にして、どれくらいのブレがあるのかを示すのが、投資での標準偏差です。

■リスクが高いのはどんなとき?

例として、次のような条件の「ファンドA」と「ファンドとB」を比べてみましょう。
A. 平均リターン5%のファンドで、標準偏差9
B. 平均リターン5%のファンドで、標準偏差20
AとBでは、リターン5%という点で同じですが、ブレに関しては、Bの方が大きく「リスクが高い」と判断できるのです。
統計学的には、ブレ幅が標準偏差内で収まる確率は68.3%、ブレ幅が2倍までの中に収まる確率は95.4%です。
このことから考えると…
<Aの場合>
⇒5%-9の「-4%」~5%+9の「14%」に収まる確率は68.3%
⇒5%-18の「-13%」~5%+18の「23%」に収まる確率は95.4%
<Bの場合>
⇒5%-20の「-15%」~5%+20の「25%」に収まる確率は68.3%
⇒5%-40の「-35%」~5%+40の「45%」に収まる確率は95.4%

こうして比べてみると、同じ5%のリターンを取るのに、
・Aは最大の振れ幅が-13%~23%
・Bは-34%~45%
…と大きなものになっている事がわかるのです。

■リスクをとるか確実性を取るか

標準偏差の小さなものに投資すると、リターンの確実性が優先される一方大きなリターンを得る可能性は下がります。
一方、標準偏差の大きなものに投資すると、大きなリターンを得る可能性があるものの、損失が大きくなる場合も出てくるのです。
投資では、こうした特性を理解して、値動きの条件が違った銘柄に分散投資する事が、損失を小さくするために必要だと言われているのです。
様々な投資ジャンルを組合あわせて、資産形成のための投資を考えていくと良さそうですね。