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2021年4月9日
賃貸契約を結んで不動産会社や家主に支払っている「管理費」。その費用は「共益費」とどう違い、家賃にどんな関連や影響があるのでしょうか?今回は、賃貸契約する際に発生するそれらの費用について調べていきましょう。
マンションやアパートの共有部分をきれいにすることや、共用アンテナの保守点検費や花壇の手入れ費など、入居者が快適に暮らせるように使用されている、電気代や水道代の維持費などに充てられています。
管理費は上記の理由で、家賃とは別に毎月借用人が管理会社や家主に支払いする費用を言います。入居者全員で、管理や維持にかかる費用を分担して負担していることになります。
建物の共用部分にかかる費用は共益費になります。電灯や部屋のインターホン、給湯器のリース費用は管理費で賄うことになりますが、実際には管理費と共益費の両方を徴収している物件はほぼありませんので、管理費と共益費の用途について分ける必要はないでしょう。
入居者が共同利用する設備と施設の運営維持費用は、不動産表示に関して公正競争規約施行規則で定義されて管理費と違う表現に感じますが、管理費と共益費は明確な区別がなく同じ意味で使われています。
管理費や共益費の金額は、家主や管理会社が物件や部屋の状況によって決めます。
〇部屋の広さや設備数によって異なる
部屋によって広さや設備が異なる建物は、広くて設備の充実した部屋において管理費が高く、建物の管理や維持に必要な費用をそれぞれの部屋で振り分けるため、部屋数の少ない物件は家主によって一室あたりの負担があります。
〇高層マンション
高さ31m以上の高層マンションになると、非常用エレベーター設置が義務付けられています。高層建築物用の設備が必要になることから、警備員や窓口を配置する管理サービスに携わる人数が増えると、人件費や維持費用が高くなります。
〇管理費に相場はない
管理費ははっきりとした相場はなく、家賃が5万~8万円ほどの物件は家賃に対して5~10%に設定してある事が多いです。家賃が10万円を超える物件は、防犯カメラやオートロックなどの設備で維持費がかかるため、管理費が1万~2万円高くなる傾向があります。
〇家賃の表示で見る人を増やす
不動産会社の物件検索サイトで、家賃8万円以内で検索すると以下のようになります。
・家賃8万円+管理費5千円のお部屋→検索結果に表示
・家賃8万5千円+管理費0円のお部屋→表示されない
検索に引っかかる工夫をして家賃を減らして探す人の目に付きやすくします。
賃貸物件の管理費は共益費と大きな違いがなく、家賃に含まれている場合と共用設備の故障や清掃に充てられる等します。維持管理が適切に行われていないところも稀にあるので、その額が適切かどうかにも注意して最適な物件を選びましょう。