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2019年4月23日
【はじめに】
賃貸物件を貸す際に必要となるオーナーや管理会社とはどのような存在なのでしょうか?
今回は管理会社の役割や善管注意義務について述べたいと思います。
管理会社は、物件を所有しているオーナーの委託を受けて物件のチェックを行う会社です。入居者の状況や修繕についての情報をしっかりとオーナーに伝えながら、管理を行います。管理会社が担うべき内容はオーナーとの間に結ぶ管理業務委託契約によって違いがあるので注意が必要です。
・入居者の管理
オーナーが管理会社を利用するメリットとして大きいのが、入居者の管理を任せられる点です。水漏れや隣人トラブルなどが起きた際、管理会社が入居者からの連絡窓口になるのでオーナー側は安心することができます。
・家賃の代行集金
オーナーに代わって家賃の集金を行うのも管理会社の大事な仕事です。
滞納する人が現れた場合、催促を行うのですが、長期間の滞納に対しては訴訟を代行することもあります。
・保険事由が起きたときの対処
管理会社は、賃貸物件で火災事故が発生した際、事故が起きた場所の検証や保険会社へ提出する書類の作成などを行います。
・退去時の対応
入居者が賃貸物件から退去することになったとき、大家さんに代わって立ち合いをするのも管理会社の仕事です。立ち合いをする際、部屋の状態を確認して原状回復を求めることもあります。原状回復の費用を徴収したらオーナーに入金するまで行うことが一般的です。
・賃貸物件のアピール
管理会社は、賃貸物件の空室状況を多くの人に知ってもらうため入居者募集の広告を行います。自社が所有する店舗でチラシを掲載し、ウェブサイトで賃貸物件の魅力をアピールします。
善管注意義務とは、受任する人の仕事や地位、能力において社会通念上要求される注意義務のことです。もし、義務を怠った場合や知っていながらやらなかった場合は善管注意義務違反となります。
大きな事件に発展した場合は、不法行為として責任を取らされることがありますので、注意が必要です。もし、善管注意義務を行わずに法律違反と判断された場合は、債務不履行となり、損害賠償請求や契約解除に至るケースもあります。
管理会社を利用しているオーナーは、このような場合管理会社を訴えることが可能です。
オーナーの役割と管理会社の役割や義務を紹介しました。管理会社はオーナーの代わりに賃貸物件の管理をするなど行う仕事が多く、善管注意義務などを怠ってしまうと訴訟される危険性があります。そのため、きちんと責任を持って物件の管理を行わなくてはいけません。
最後までご覧いただきありがとうございました。