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2021年5月21日
老後の資産形成の為、早期リタイアの為、人によって理由は様々ですが、不動産投資に興味を持つ人が増えています。今回は、そんな不動産投資初心者のために、不動産投資のキャッシュフローについて解説します。
キャッシュフローと言う言葉は、企業経営の世界でも使われていますが、不動産投資におけるキャッシュフローは少々意味合いが異なります。不動産投資の世界でのキャッシュフローが表すのは、単純に家賃収入から、ローンの返済額や運営経費、税金などを差し引いた金額を表すことが多いです。式に表すと次の様になります。
キャッシュフロー = 家賃収入 -(ローン返済額 + 運営経費 + 税金)
収入を最大化し、支出を最小化する事でキャッシュフローは大きくなります。
キャッシュフローを把握する事でその不動産投資の健全度合を計ることが出来ます。
キャッシュフローが、マイナスの場合にはオーナーは強いストレスを感じます。短期間の空室などによる物であればまだよいのですが、これが長期間続く場合は、場合によってはその不動産物件を手放すことも考えなくてはならなくなります。ここからは、キャッシュフローに余裕を持たせておく理由をいくつかご紹介します。
所有している物件の設備に不具合を生じ、その修繕に急な出費が必要なことがあります。設備の不具合を長期間放置する事は、入居者の不評を買い、退去していってしまう事にも繋がりますので、不具合は見つかり次第修繕する事が必要です。その為、常にある程度の資金をプールしておく必要があります。キャッシュフローに余裕がないとそれが出来なくなってしまいます。
不動産投資で利益を得ている人は、年に数回、決められた時期に税金を納めなければなりません。その為の現金を前もって用意しておく必要があるのですが、うっかり忘れていたとなっては大ごとです。税金の納付に備えて、毎月のキャッシュフローの中から必要な現金をプールしておきましょう。
家賃収入から諸々の支出を差し引いた物がキャッシュフローである事は先に説明した通りです。では、キャッシュフローを増やす為にはどうすれば良いのでしょうか? 答えは簡単です。家賃を高く設定すればよいのです。もちろん魅力ある物件でなくては、高い家賃を払って住んでくれる人は現れません。設備などを保守点検し、時には最新のものへ入れ替え、物件を清掃して清潔に保ち、物件の持つ価値が下がらない様に努力する必要があります。
オーナーに多くのキャッシュフロー=収益をもたらす不動産物件は、手放す際にも高値が付きやすい物件です。将来的により、大きな収益を生む物件への買い替えを検討しているのならば、まずは今持っている物件のキャッシュフローを保つ事、その為に物件の魅力が落ちるのを防ぐことから始めましょう。
今回は不動産投資におけるキャッシュフローの重要性をお伝えしました。この記事が不動産投資をする方のお役に少しでも立てれば幸いです。