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内覧会というと、新築住宅の完成内覧会を思い浮かべる方も多いと思います。
実は、不動産投資物件の入居者を決めるためにも、内覧会を有効に利用することは意味があります。
大家さんからみて、条件の良い入居者を集めるための内覧会のポイントについてお話しましょう。

■競合が多い良い物件だと印象づける

不動産投資で中古物件を購入後、空室が出て入居者を募集しなければいけない時、借り手に「いつでも借りることができる」「値段交渉が出来るかもしれない」と思わせないようにしたものです。
どんなに良い物件でも、ほかに競合のない物件だと感じさせてしまうと、借り手に優位な契約にさせられるかもしれません。
内覧会を開くと、同時に複数の希望者が集まることがあります。
ほかに検討している物件があるお客様がいても、会場でほかに内覧している人がいる事がわかれば、出来るだけ早く契約を決めたいという気持ちが起こります。
大家さんにとって交渉が有利になる場合が多いのです。

■希望者が多ければ条件の良い借り手を厳選できる

賃貸情報サイトに掲載するだけで、短期に複数の希望者を探すのは難しいものです。
サイトを検索して、条件の良さそうな物件を探す人は多いですが、実際の立地、街の雰囲気、駅からの距離や交通の便など、ネット上だけではわかりにくいこともあります。
気になる物件を見てみたいという人は多いですが、問い合わせが来るたびにバラバラに対応していたのでは、条件の良い借り手を絞り込みにくくなります。
内覧会というかたちで、まとめて希望者にみてもらう日を設定すると、内覧会に参加したお客様の中から希望の条件に近い借り手を選考出来るので、より良い条件の入居者と出会える確率が高まるのです。
実際に複数の希望者がいると知りながら、物件を見学すると、入居希望者の方も早く決めたいという気持ちが高まります。

■内装設備に納得して高い家賃で借りてもらう

内覧会で、魅力的な内装設備が装備されていると、それだけで気持ちが動くのではないでしょうか。
築年数が経っている中古物件でも、イマドキのおしゃれな間取りや設備がリフォーム済みならば、家賃に納得して契約してもらえるケースが多くなります。
大きくリノベーションしなくてもおしゃれな空間を印象づけるアクセントクロスや、機能的なシステムキッチンは大きなポイントです。
検索サイトだけでは伝わらない魅力が、内覧会で実際に物件の空間を体験してもらうことで、高い家賃にも納得してもらえるのです。