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会社員や自営業者の人が納める税金は、「不動産所得」によって下げる事も可能です。いわゆる節税目的での不動産投資です。関心はあるが、どの様な仕組みで節税出来るのかわからないので不安だと感じている方も多いのではないでしょうか? 今回は不動産投資と税金控除の関係について解説します。

なぜ不動産投資は節税効果があるのか?

不動産投資で収益が上がればもちろんそれに越したことはないのですが、万が一赤字が出た場合でも、メリットはあります。それは「損益通算」が出来るという点です。会社員や個人事業主として働いている人が不動産投資も行い、仮に赤字が出た場合、給与所得と不動産投資での赤字部分を合算する事で、所得税や住民税を軽減することが出来るのです。

不動産所得の種類

不動産所得には幾つかの種類があります。
1.土地や建物などの不動産の貸し付け
2.地上権や不動産の上に存する権利の設定および貸付
3.船舶や航空機の貸し付け

この内、節税を見込んで行うのであれば、1つ目に挙げた「土地や建物などの不動産の貸し付け」になるでしょう。

節税目的で不動産投資をするなら青色申告を

不動産投資で節税するには「確定申告」が必要になります。確定申告には一般的な「白色申告」と少し難しい「青色申告」があり、「青色申告」の方がより一層、節税効果が高くなります。

青色申告をするには、事業届と青色申告承認申請書の提出が必要となります。青色申告をする為には複式簿記で帳簿を付ける必要がありますが、基礎控除額＋最大で65万円の「青色申告特別控除」を受けることが出来るので、取り組む価値は大いにあります。

青色申告会とは?

それを聞いても尚、青色申告は難しそうだと二の足を踏んでいる方へ、「青色申告会」という物があります。これは、各地の税務署単位で、個人事業主らで組織された団体で、入会金、年会費を払えばだれでも会員になることが出来ます。

青色申告には様々なメリットがあるため、是非お勧めしたいものです。ですが、自力で申告するのが大変だと感じる方には、青色申告会を利用することや税理士に依頼する方も沢山います。

青色申告会に入るメリット

青色申告会に入るメリットは複数ありますが、ここでは二つご紹介します。

青色申告に関わる相談ができる

青色申告会では、記帳・決算・申告の相談を活動の柱にしており、会員からの、複式簿記の帳簿の付け方や、賃借対照表の作り方などの相談に乗ってくれます。

複式簿記の学習用テキストが手に入る

複式簿記について知識がない人向けの複式簿記独習テキストを入手可能です。それ以外にも、青色申告に関するリーフレットや、税制改正に関するハンドブックなども入手可能です。是非、活用しましょう。

まとめ

今回は不動産投資と税金の控除の関係についてお伝えしました。繰り返しになりますが、会社員や個人事業主として給与を得ながら、不動産投資を行う事には様々なメリットがあります。不動産投資の収益で収入を得て、仮に赤字が出ても損益通算する事によって節税の効果が見込めます。不動産投資を行う方は是非、青色申告についても調べてみて下さい。