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2022年6月8日
不動産投資がブームです。歴史的低金利施策や、世界情勢を受けて自宅で過ごす時間が増えたことなどから、投資に興味を持つ人が増えている様です。しかし、投資の世界にはリスクが付き物で、不動産投資も決して例外ではありません。今回は、不動産投資のリスクヘッジについて解説します。
数ある”投資”と呼ばれる物の中で、不動産投資には他にはない特徴がいくつか存在します。FX(外国為替信用取引)などは、値動きの幅が大きく、一日で資産を失ってしまうリスクが少なからず存在します。株式もFXほどではありませんが、短期間で大きく値動きする可能性のある投資です。
それらと比べて不動産投資は、値動きの緩やかな投資です。入居者との間で契約した家賃は、契約期間の途中で変動する事はありません。契約更新時や新規入居希望者との間で交わす契約で家賃が変動する事はありますが、ほとんどの場合、大きなものではありません。この辺も、不動産投資がミドルリスク・ミドルリターンの投資と呼ばれる所以です。
不動産投資だけの特徴として、投資資金を銀行などの金融機関から融資を受けて行うことが出来るという点が挙げられます。”FXや株式をやるため”と言ってお金を貸してくれる金融機関は聞いたことがありませんが、”不動産投資をするため”という理由であれば、金融機関は審査をしたうえでローンを組んでくれる可能性が高いです。
また、不動産投資とは、アパートやマンションなどの現物への投資である為、価値がゼロになる可能性は限りなく低いと言えます。このあたりも他の投資とはちがう不動産投資だけの魅力です。
築年数が経過すると入居希望者の減少により、家賃を下げざるを得なくなる事が考えられます。このリスクに対するリスクヘッジ(対処)としては、物件をリノベーションしたり、入居者に求める条件の緩和を行う事が有効です。また、築年数が経過しても、入居希望者の減少しにくい地域に物件を購入すると言うのも有効な策です。
物件購入時に組んだローンの金利上昇により、毎月の支出が増加する事があります。このリスクに対するリスクヘッジは、固定金利のローンを組む等が挙げられます。
入居希望者の減少による空室率の上昇、その事への対応策としての賃料下落。このリスクに対するリスクヘッジは、なるべく空室期間を短くする為に新規入居希望者募集に強い不動産管理会社に依頼するなどがあります。
入居者の家賃滞納による収入減少と法的対処の手間暇のリスク。このリスクは、入居希望者の審査を厳しく行い、家賃滞納リスクの低い入居者に絞る事で回避できます。
経年劣化に伴う、大規模修繕に高額な費用が掛かるリスク。中古物件を購入する際には、修繕計画がきちんと立てられている物件を選ぶ事で回避できます。
火災や震災による物件価値の大幅な損失のリスク。このリスクは、地震の起こる可能性の低い地域の物件を選ぶ、地震保険、火災保険に加入すると言った方法で回避できます。
物件の管理を任せている不動産管理会社倒産により、家賃の回収が出来なくなったり、新規入居者の募集がストップする事による収入低下のリスク。対策としては、契約前に、万が一の倒産の事態には物件の管理がどうなるのか、確認しておく事が重要です。
今回は、不動産投資の特徴とそのリスク、そしてリスクヘッジの方法について解説しました。この記事が少しでも不動産投資のお役に立てれば幸いです。