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2019年5月30日
日ごろ不動産投資で行った取引を記録する方法を仕訳と言い、仕訳で記録した金額の内容を表す科目を勘定科目と言います。
勘定科目には、資産・負債・純資産(負債等を引いた資産)・収益・費用の5つの要素があります。
税制上のメリットが大きいと言われる青色申告で確定申告をするには、勘定科目を理解して帳簿をつけなければなりません。
今回は、資産・負債・収益に分類される科目の中から、不動産投資で特によく使われるものをご紹介します。
資産科目には、事業用の現金・預金・前払費用・建物・土地などが含まれます。
手元にある現金です。帳簿に記録できるのは事業用の現金で、個人のものは含まないので注意しましょう。
銀行に預けてある預金です。こちらも事業で使用する預金のみを記録しましょう。
事業用の建物の火災保険では、10年分、15年分の保険料を一括で支払うこともできます。
その場合にかかった費用は「前払費用」として分類されます。
事業用の建物も資産勘定科目に含まれます。
土地建物一括の契約となっている場合は、固定資産税の金額などをもとに金額を算出します。
個人事業主専用の科目で、事業用資金から個人の生活費として出したお金です。
資産勘定科目には上記の他に、建物付属設備・工具器具備品・車両運搬具・土地などが含まれます。
負債勘定には、借入金、未払費用、前受金、預かり敷金などがあります。
銀行から借り入れたお金だけではなく、役員に借りたお金も負債勘定に分類されます。
役員、従業員の社会保険料を支払っている場合に使用する科目です。
前払いで受け取った家賃の合計金額です。
賃貸経営で入居者から預かる敷金の金額です。
個人事業主専用の科目で、個人のお金を事業のお金に回した金額です。
収益勘定科目には、賃借料、礼金、更新料、雑収入があります。
会社の場合は「売上高」の科目にまとめることが多いですが、個人事業主の場合はそれぞれの科目に分けて計上します。
何らかの形で収入を得て、専用の勘定科目がないときは雑収入の科目に分類します。
収入が多額の場合は、内容が分かるように個別の科目名を付けます。
以上、仕訳で使う資産・負債・収益の勘定科目のうち、不動産投資でよく使うものを一部ご紹介しました。
この他にも勘定科目はいろいろありますが、まずは不動産投資で使うものを覚えてみてはいかがでしょうか。
また、会計業務について一通り理解をしたい方は、簿記の入門書等を読むとより深くしることができるでしょう。