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2020年12月17日
不動産投資を行う目的は人によってそれぞれですが、特に資産形成を目的として投資用物件を購入し運用する場合、投入した自己資金を何年で回収できるのかを考えておいた方がいいでしょう。ここではその計算方法などについて一緒に見ていきたいと思います。
不動産投資で押さえておくべき用語の1つに「利回り」というものがあります。利回りとは、1年間に得られる利益率です。利回りが高ければ利益率が高いということになり、利回りが低ければ、利益率が低いということになります。
※ただし、利回りの高い物件には中古物件が多いことと、その修繕費にかかるリスクも高いことを理解しておきましょう。
利回りの計算法には2種類あります。それぞれ見ていきましょう。
表面利回りとは、大体の利益率を知りたいときに使われる計算方式です。多くの物件の利回りを比較したいときに役立ちます。表面利回りの計算式は、
1年間における家賃収入÷物件購入にかかった費用×100=表面利回り(%)
実質利回りとは、細かな利益率を知りたいときに使われる計算方式になります。物件購入時や維持などにかかる経費、税金なども入れることで、より正確な収支を数字に出すことが出来るのです。計算式は、
(1年間における家賃収入-運用経費)÷(物件購入にかかった費用+購入経費)×100=実質利回り(%)
検討している物件の概算利回りがどれくらいなのかをなどを知る際や、より利回りの高い物件を探すのには、表面利回りを利用してみるといいでしょう。表面利回りを使ってより多くのデータを比較検討することで、失敗のリスクを減らす一助になります。
しかし購入に向け物件をフォーカスしていく際には、実質利回りを使い正確な数字を出さねばなりません。
回収に要する時間は、不動産投資において調べておくべき項目の1つです。
不動産投資で失敗しないためには、年間に得られる収益を把握するだけでなく、CCRと呼ばれるキャッシュオンキャッシュリターン(Cash on Cash Return)という数字も必要になるのです。
CCRとは、物件の購入資金に対してどの程度還元するのかをリサーチする計算法になります。
例えば3,000万円の投資金を使って物件を購入し、毎年収入が300万円あるとすれば、投資額に対して毎年10%の自己資金配当率があると考えることが出来ます。
つまり計算方法としましては、「1年間の収益額÷投資額=CCR(%)」となります。10%の場合、10年で投資金を回収しきること出来、20%であれば5年といった数字が出せるのです。
いかがでしたでしょうか。不動産投資を漫然とするのではなく、計画的に行うことで、事業計画を立てやすいことをご理解いただけたかと思います。