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現在、日本では不動産投資を始める人が増え続けています。理由は一体何なのでしょうか?今回はなぜ今、この時期に日本で不動産投資を始める人が増えているのかという理由をいくつかご紹介します。

不動産投資とは?

アパートやマンションの1棟買い、または区分マンションや一軒家を買って人に貸し出し、家賃収入(インカムゲイン)を得るというのが最もスタンダードな不動産投資の手法です。

購入した価格より値が上がるのを待って売却することで、売却益(キャピタルゲイン)を得るという方法もありますが、人口が減少傾向にある日本では大きな値上がりを期待するのは難しいと言われています。

数ある投資先の中でも不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンの投資とされています。その理由は、株式やFX(外国為替証拠金取引)などのハイリスク・ハイリターンとされる投資と比べて、値動きが緩やかだからです。また、不動産は土地・建物と言う現物がありますので、どんなに価値が下がったとしても無価値にはならないというのもその理由の一つです。

なぜ今、不動産投資ブームになったのか?

不動産投資がブームになった一番の原因は、この数年間の世界情勢を受けての”巣ごもり”期間中に貯蓄が増えた人が大勢いる事が挙げられます。給付金などを銀行口座に預けていても、歴史的とも言われる低水準の金利の為、預貯金はほとんど増える事はありません。
それに気づいた人が投資へと目を向け、株や債券よりも高い利回りを求めて不動産市場へなだれ込んでいるという事が言えます。

どんな人が不動産投資を始めているのか?

日本で今、不動産に投資を始めている人は、特に20代から40代のこれまで投資経験の無かった若い世代が多い様です。投資を始める動機としては、老後資金を確保する為、副収入を得る為、と言った理由が多い様です。これには、老後資金2000万円不足問題や副業解禁する企業が増加という社会的に大きなトピックが関係していると思われます。

そして、日本の若い世代以外に特筆しなくてはならないのが、外国人投資家の不動産市場参入です。特に最近は、中国人投資家による日本の土地・建物などの不動産への資金流入が顕著であり、この事は注目に値する事だと言えます。

人口減少の影響を受け、不動産価格が割安と言われる日本で円安の影響もあり、海外の資本家が日本の不動産を買いやすい状況になっています。

意外にも、海外投資家の投資対象として最も多い不動産は住宅ではなく、1位が物流拠点、2位がオフィス、3位が住宅の順となっています。日本はアジア太平洋地域の中でもトップクラスに市場が大きく、その日本に物流拠点を確保したいと考える海外投資家は多くいるものと考えられています。

また、アジア諸国の都市と比べても日本の都市、特に東京の魅力度は高いとされており、海外投資家による日本の不動産市場への投資熱は当分やみそうにないと言えます。

まとめ

今回はなぜ今、日本で不動産投資ブームが起きているのか?を中心に解説しました。この記事を読んで不動産投資を始めてみようと思った方は、気になったことはご自身でも調べてから投資に臨むことをおすすめします。