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2017年2月23日
投資家であれば、株式投資でも不動産投資でも効率的に資産運用を行いたいと考えることでしょう。
効率的な資産運用といえば、複利効果による運用が浮かぶと思いますが不動産投資では今一つピンとこないという方も多いのではないでしょうか。不動産投資での複利運用について考えてみたいと思います。
複利運用とは元本の運用によって得られた利息を元本に組み入れて、再び運用を行うことであり、利息が利息を産む状態のことをいいます。一方、単利運用とは元本の運用によって得られた利息を元本には組み入れずに運用を続けることをいいます。複利と単利の違いは期間によって明確になっていき、運用効率は雲泥の差となります。
例えば100万円の元本を年10%の利率で10年間運用した場合の複利と単利とでの違いを見てみますと、複利であれば元利合わせて約263万円となるのに対し単利では200万円で大きな差となります。したがって資産運用は、単利よりも複利で運用することが効率的であることが分かります。
株式やFXでの投資であれば、複利運用も容易にイメージすることは出来ると思います。しかし、不動産投資となるとどうでしょうか。イメージしにくくなるのは、不動産投資によって得られた利息に相当する額が良く分からないこと、得られた利息に相当する額を再運用するということが不動産投資ではイメージしにくいことがあるためだと思います。
それでは不動産投資で複利運用の考え方を取り込み効率的な資産運用をするためにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、やはり得られた収益で新たな不動産に再投資をすることだと考えます。利益と利息の違いから厳密な意味においては複利とは若干異なりますが、収益を資産に再投資することで収益拡大を図るのです。
不動産投資の1棟目で順調に利益を獲得でき、物件の評価も良いのであれば、比較的容易に金融機関から追加の融資を受けられると考えられます。仮に2棟目の物件が1棟目と同じ条件の物件だとすれば、収益がいきなり2倍ということになります。このように資産を追加で増やしていくことで、収益は倍増して増えていくことになります。また、金利が安いものに借り換えることが出来ればレバレッジ効果も増して効率は更に上昇することになります。
投資による運用効率を上げるための物件を追加購入することは当然返済額も大きくなる分だけリスクも高くなります。収入と返済のバランス、手元資金などについては一段と厳密な管理が求められるようになります。逆にしっかりとした管理を行っていれば、株式などに比較すればリスクは小さくなります。
一棟目の資産運用が順調であれば、是非、2棟目、3頭目にもチャレンジして不動産投資での資産運用の効率上昇を狙ってみてください。