江東区の不動産売却・買取なら地元密着で豊富な実績の東京PM不動産
2020年4月2日
2014年から訪日外国人の数が増加傾向にあります。これは、日本への関心の高まりや、アジア諸国の経済的成長が理由と考えられております。また、その中の一部の方は、日本の不動産にも関心をもって来日しています。では、なぜ外国人が日本の不動産投資に参入するのかその理由を探ってみましょう。
日本の不動産は外国人でも購入が可能であり、永住権やビザの種類なども、関係はありません。固定資産税などの税金は日本と同様に課税されますが、外国人で購入できないなどの制限がないといったことも注目される理由となっています。
外国人が、日本の不動産へ投資をすることに魅力を感じている点は幾つかあるようです。細目別にその理由を見ていきましょう。
日本は比較的、治安や政治情勢が安定した国だと外国からは評価されています。海外では、法律が頻繁に、また、大きく変わることが普通の国などありますし、テロや紛争が次々に起きている国もあります。
先進国でも、地域によって治安や法律などが大きく異なる場合があります。このような、その国が独自に抱えている課題によって投資した財産の影響を受けることを「カントリーリスク」と呼びます。
カントリーリスクが高ければ、投資先として信頼性が低いことを意味します。その点、日本は最もカントリーリスクが少ないAランクと評価され、アジアでは希少な地域となっています。
日本人が日本国内のみで不動産投資をしていると、見落としてしまうことがあります。それは、日本の不動産は外国と比較をしてみると利回りが高いということです。
例えば、中国や台湾では、平均的な利回りが1%~3%といわれています。一方、日本の都市部の利回りは3%~10%に達します。なぜ、このような利回りの差が生まれるのかというと、中国や台湾における不動産価格の、バブル的な高騰が原因と考えられています。
日本での住宅購入に充てる目安額は、年収の5倍程度とされています。しかし、台湾では年収の16倍程度の住宅が平均的となっており、不動産の価格が物価水準に対して高くなっていることで、高い利回りは期待できなくなってしまうのです。
日本の不動産は海外と比較して安いという面も魅力とされる部分でしょう。香港でちょっとしたアパートを購入するお金があれば、日本ではビルが1棟丸ごと買えてしまうのです。
また、他の見方もあって、東京の不動産価格は高いが、インフラも充実し、生活水準も高いことから、不動産価格が高くなるのは当然のことと捉える見方もあります。
以上のような理由で、外国人投資家による、日本での不動産投資への参入はしばらく続きそうです。このまま外国人投資家からの需要が高まれば、おのずと価格上昇につながります。そうなることで日本の不動産投資に与える影響は出てくるはずです。そのようなことを考えると、外国人投資家の動向についても注目しておきたいものです。