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外壁のビス止めについて~賃貸管理~

外壁のビス止めについて~賃貸管理~

近年はインターネットの発達により、ネット環境のある賃貸物件が注目を集めています。しかしネット環境を整えるためには、賃貸の外壁にビス止めの穴を空ける事になってしまいます。このような場合、賃貸管理者としてどのように対策をするべきかを解説します。

ビス止めが伴う外壁工事

ネット環境を整えるためには、光ファイバーケーブルと呼ばれるケーブルを物件の中に取り込む必要があります。このケーブルは物件近くの電柱から引っ張ってくる必要があり、電柱から直接部屋の中に取り込みます。そのまま取り込むとケーブルが垂れてしまって事故の原因になる可能性があります。

そのため「ビス止め」という作業を行い、ケーブルが垂れないように工夫する必要があります。ビス止めは外壁などに穴を空け、金具などでケーブルを壁に固定する作業のことを指します。こうする事でケーブルが垂れる事なく外壁にしっかりと固定されます。

しかし、ケーブルを固定するためだけに、外壁に穴を開けなければなりません。メリットはケーブルの固定のみであり、デメリットはたくさん生じてしまいます。外壁に穴を空ける事でどのようなデメリットがあるかを解説します。

外壁の穴から水漏れ?

ビス止めを行うときは外壁に穴が空きます。この穴が原因で建物の耐震性が下がる可能性があり、水漏れの原因にもなります。特に水漏れは修理も高額になりやすいので、ケーブルの固定だけのために穴を空けることはリスクが相当高いです。実は外壁にビス止めをしないでもネット環境を整える事ができるので紹介します。

ビス止めを伴わない回線工事

外壁にビス止めする以外にも、ネット環境を構築するやり方が3つあります。3つとも外壁にビス止め用の穴を空ける必要がなく、賃貸管理者からは非常にありがたい方法となります。それぞれを簡単に解説します。

1.電話線の配管を使用する方法

ネット回線の工事は電柱から光ファイバーケーブルを部屋に引き込みます。ケーブルを部屋に引き込む際に、電話線の配管を使用して引き込む事でビス止めをしないで済みます。ただし、この方法は電話線がある全ての物件でできるわけでもなく、場所によっては電話線の配管があっても引き込む事ができないので注意が必要となります。

2.エアコン用の穴を使用する方法

電話線の配管を使用する方法と似ていますが、エアコンの穴を使用する事で外壁を傷つけずに済みます。エアコンがついている物件はほとんどがエアコン用の穴が空いているので、そこに光ケーブルを挿入する事ができます。ただし、穴の位置によってはケーブルを引き込む事ができない可能性があります。

3.両面テープを使用する方法

ビス止めの代用としてとても強力な両面テープを使用する方法があります。強力な両面テープでケーブルを外壁に固定する事で、ケーブルが垂れる事を防ぐ事ができます。外壁に穴を空けない代わりに、両面テープを剥がすときに壁の塗装が一緒に剥げる可能性があるので注意が必要です。

まとめ

ネット環境を整えるためには外壁にビス止めをしますが、ビス止め以外のやり方でもネット環境を設ける事ができます。配管設備を使用する方法やビス止めの代わりに強力な両面テープを使用する方法があります。賃貸管理している物件の設備を調べておく事で、外壁を傷つける事なくネット環境を設ける事が可能となります。