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投資を始めてみたいと考えている人にとって、不動産は魅力的な投資対象の一つではないでしょうか。しかしその一方で、株取引などに比べて必要な資金が大きいなど、ハードルが高いことも事実です。そこで今回は、手軽に不動産へ投資が出来る不動産投資信託、リートの仕組みについて解説します。

不動産投資信託J-REITとはどのようなものか?

不動産投資信託J-REIT通称リートは、投資家から集めたお金でマンションやアパートなど賃貸用不動産を購入し、そこから得られた賃貸収入及び売買益を投資家に分配する商品で投資信託の一種と言えます。

近年、通常の不動産投資の様に、大きな資金を必要としないこのリートの人気が高まっており、まさに今注目の投資商品と言えます。

一般的な投資信託との違い

一般的な投資信託では、運用する資産は株式や債券と言った有価証券が対象です。一方、リートでは、運用資産は不動産のみとなります。国内の不動産に限定した消費も国外の資産に限定した商品もどちらも用意されているのも特徴です。

一般的な投資信託に投資する際には、投資家は投資信託受益証券を購入しますが、リートでは投資証券を購入するという違いがあります。

不動産投資とリートの違い

一般的な不動産投資とリートの最大の違いは、投資を始めるのに必要な資金の金額です。一般的な不動産投資の場合、収益物件を買う為に最初に数千万円から数億円のお金を用意する必要があります。

これはほとんどの場合、銀行などの金融機関からの借り入れでまかなう事になります。これは投資家にとって大きなプレッシャーとなります。

一方、リートの場合は、1万円程度の少額で一口から購入が可能です。不動産に興味はあるがローンは組みたくないという人には打って付けの投資商品だと言えます。

そのほかに、一般的な不動産投資を行う場合は、所有する物件の管理は不動産会社に代行してもらうにしても多少なりとも手間暇が掛かりますが、リートの場合はその様な煩わしい手続きは一切ないという点も魅力になります。

それだけではないリートの魅力

リートが持つ、株など他の投資と異なる魅力は、安定したインカムゲインを期待出来る事です。これは、不動産を実際に運用する会社が物件の運用で得た利益の90%超を投資家へ分配すれば、法人税の課税を免除されるという制度上の特徴に由来しています。

長期に安定した収益を得続けたいという投資家に特におすすめの商品がリートなのです。

投資の世界では良く、投資先は分散するのが安全と言われます。では、リートの場合そこはどの様になっているのでしょうか。リートは、常に複数の物件を運用している為、一口のみの投資であったとしても、様々な地域、用途、テナントに分散していることになるのです。

その為リートは比較的リスクの少ない投資方法と言えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は不動産投資を手軽に少額から始められるリートについてご紹介しました。投資は自己責任です。興味を持たれた方はご自身で情報収集してから始めてみて下さい。