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2019年4月30日
【はじめに】
あなたの賃貸物件はどこまで管理会社に任せていますか?
「気配りがよくできるから全て管理会社に任せている」
と、なれば一番いいのでしょうが、やはりそこは人と人の付き合い。どうしてもトラブルが起こってしまいます。
今回はオーナーと管理会社との間でトラブルが起こった事例とその対処法をご紹介します。
・オーナーの指示を守らない
例えば、オーナーが「水商売関係の入居は断るように」という指示を出していたにも関わらず実際には入居させていた、一人暮らしのはずの入居者の家に複数の人が住み着いているのを放置しているなどの事例が挙げられます。
こうしたことが日常的に起きていると、他の入居者からの信頼を損ねてしまう原因となります。
・契約上のトラブル
オーナーと管理会社間の契約上のトラブル事例もたくさんあります。
例えばサブリース関連のトラブル。
契約をする前は「空室があっても家賃を保障する」と管理会社から説明されていたのに、いざ契約すると入居者が集まらないという理由で家賃の大幅な値下げを要求してきたり、要求に応じないと契約を一方的に打ち切られるなどの事例があります。こういったケースは一時期ニュースでも話題になりました。
悪質な例だと、大手の賃貸業者が「マンションを建てて私たちに管理を一任してくれれば家賃が保障される」などと説明して自社のマンションを建てさせ、その後周辺に似たようなマンションをたくさん建築し、空室が出やすい環境にして家賃を下げさせる、といったことも起こりました。
・契約書を確認する
まずは契約書を見て、管理会社とどのような契約を結んだのかを確認します。
契約書と今現在の管理会社の対応に相違がある場合は管理会社に説明を求めましょう。
また、管理会社のスタッフとの口約束などはトラブルの原因となりやすいです。契約する段階で契約書の内容をしっかり確認し、疑問点などはすぐに質問してできるだけトラブルを防止しましょう。
・過去の事例を見てみる
国土交通省が作成した「不動産トラブル事例データベース」では、これまでに全国で起きた不動産関連のトラブルを見ることができます。
今起きているトラブルと似たようなトラブル事例を見ることで、解決の手がかりが見つかるかもしれません。
誰だってトラブルは避けたいものですが、結局は人間同士の関わりなので契約してしばらくしてから管理会社の不満点が見つかる場合も少なくありません。
苦情を入れても解決が見込めない場合は、管理会社の変更を検討するのも一つの方法です。
万が一トラブルが起きてしまった場合も、契約書の内容や、過去のトラブル事例を確認し、できるだけ冷静に対処するように心がけましょう。