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2019年2月5日
【はじめに】
賃貸経営で多い悩みと言えば、クレーム対応ではないでしょうか。
管理に関する業務すべてを管理会社に任せている人も多いかもしれませんが、コストを抑えるために一部だけ委託しているという人もいます。
また、管理会社に委託していても場合によってはオーナーも関わらなければならないこともあります。
この記事では、賃貸経営でありがちな騒音と設備に関するクレームについてまとめます。
1.騒音
騒音クレームは、賃貸経営をしていると出てきやすいクレームと言えます。
騒音トラブルは、音の感じ方の違いや、住民間の生活リズムの違いにより起こります。
例えば、昼間に働いている人と夜勤の人が隣同士または上下階で接していた場合、どちらかが寝る準備をしている時にどちらかが出かける支度をしたり、仕事から帰ってきてテレビを見ながらくつろいだりします。
こうした違いから、普通の生活音でも「眠ろうとしている時に隣室がうるさい」と感じる人が出てきてしまうのです。
そこで、騒音のクレームが入った時は事実確認が大切になります。
A室から「隣のB室がうるさい」などのクレームが来た場合は、B室のもう片方の隣室のC室にも話を聞きに行きます。その場合もし、C室の人が「特に気にならない」と言った場合、B室の人に一方的に注意することは難しくなります。
この場合にできることがあるとすれば、「アパート・マンションの皆様へ」という形でお知らせを貼り出すなどの間接的な対策になります。
しかし、複数の部屋から「あの部屋が毎晩大音量で音楽を流していてうるさい」などのクレームが来ている場合は、該当する部屋のポストに手紙を入れたり、直接注意しに行くなどの対策も必要となります。
2.設備不良
設備不良も、賃貸経営で多いクレームと言えます。
新築で電気設備、ガス設備、水道設備などの初期トラブルが起きた場合、期間内は無償で修理・交換をしてもらえることがほとんどです。トラブルが起きた時、どの会社に問い合わせるかは、契約時に作成された契約書・重要事項説明書・賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書をご覧ください。
設備に関するトラブルでは、入居者が設備を正しく使えていないということもあります。例えば、照明やエアコンなどは、近年いろいろな商品が出ており、使ったことがないタイプだとスイッチのオン・オフが分からないということもあり得るのです。
こうした場合はその都度使い方を教えたり、はじめから説明書を各部屋に置いておくなどの対策をしましょう。
今回は、賃貸へのクレームで多い、騒音と設備不良についてまとめました。
クレーム対応などのストレスの多い業務は、できれば管理会社に頼みたいところですが、最終的にはオーナーが判断しなければならない場面も出てきます。
クレームが来た時も迅速に、穏便に対応できるよう、信頼のおける管理会社を探し、連携をしっかり取るように心がけましょう。