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2022年6月26日
賃貸経営を行う際、オーナーが直面するトラブルとして所有物件での「水道トラブル」が挙げられます。この場合、修理費用は誰が負担するのでしょうか。結論から申し上げますと、それはトラブルが起こった原因によって異なります。今回は、シーン別の責任の所在と、水道トラブル時の対処法や注意点をご紹介していきましょう。
それは、水道の閉め忘れによる水漏れや、凍結させてしまった場合の破損が考えられます。
この場合、入居者の故意や過失によりトラブルが生じていますので、基本的に入居者の方が
修繕を負担しなければなりません。
その際 、入居者が個人賠償責任保険に加入していれば、保険から支払われます。本人に保険会社へ連絡をしてもらって下さい。
設備の経年劣化による原因の場合、オーナー・管理会社に責任があります。この時に入居者が注意しなくてはいけない点は、個人で修理を行ったり、水道修理業者に修理してもらったりすると、後から費用を支払ってもらえない場合があります。
それを防ぐためには、まずトラブルが発生したら管理会社に連絡が必要です。そして、必ず証拠の写真を残しておきましょう。連絡を行った後で、業者を通して原因を追求します。修理や部品交換が必要でも個人で判断せず、管理会社の判断に任せる事が大切です。
原因がどのような場合でも、オーナー・管理者側には調査義務が発生します。入居者には修繕協力義務があるので、オーナー側の調査に協力しなくてはいけません。万が一、調査を拒否された場合は、入居者に損害賠償を請求することになり、さらに契約も解除します。
この時に注意すべき点は、水漏れの原因調査であっても入居者の同意を得ないまま、自分の都合や判断で部屋に立ち入るのは禁止ですので、必ず入室の許可をもらってください。勝手に部屋に侵入すると、プライバシーの侵害により損害賠償を請求されます。
ここでは、賃貸オーナーが漏水の連絡を受けてからの対応の流れについてご説明いたします。
まず始めに管理会社に連絡をしましょう。その次に、管理会社の指示に従って指定の水道業者へ連絡をし、漏水対策工事を依頼します。この時、工事の立ち合いや実施日の日程調整など、入居者との連絡は管理会社に委託する事が可能です。
水道業者が到着したら、漏水の修繕を行ってもらうと同時に、水漏れ原因の特定をしていきます。補足としては、電気工事業者にも連絡をしておくと安全です。
委託をしていない場合、オーナーが水道業者を選んで連絡をします。それから、水漏れトラブルの対策工事を依頼してください。さらに、工事の立ち合いと日程調整はオーナー自身で行います。
賃貸物件の水道トラブルは、発生した原因によって責任の所在が変わります。過失の際には入居者の負担、経年劣化はオーナーに責任があります。まずは管理会社の指示を仰いで、業者に連絡してから原因を把握し、それから誰に損害賠償や修繕費用を請求するべきか確認が必要です。