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賃貸物件を経営していく中で重要視されているのが、設備のグレードアップです。設備をグレードアップすることで、物件の価値を高めることが出来ます。今回は、賃貸物件の設備をグレードアップすることでどんなメリットがあるのか解説していきます。

グレードアップとは

グレードアップとは、設備をリノベーションすることによって、より物件の価値をあげていくことです。全ての設備を新しくするか、またはよく使用する水周りのみをグレードアップさせるか、目的や費用に合わせて決めていくことになります。但し、現状としては、破損したもののみを取り換えるなどの物件の現状回復だけでは、入居者は見つかりにくい様です。

物件をグレードアップするメリットについて

まず、空室対策になります。長期間入居者がいないという最悪な事態になった場合、収入が途絶えてしまうことになります。安定した収入を得るためには、投資することも大切です。また、グレードアップの内容によっては、賃料をあげることも出来ます。

費用の目安について

費用はグレードアップした内容によって大きく異なるので、見積もりをしてもらい検討すると良いでしょう。参考として費用の目安を紹介します。物件内を全体的にグレードアップする場合には、約10～15万円/㎡程度かかります。

エアコンの設備について

物件探しの必須条件の１つとしてあげられるのが、エアコンの設置状況です。年々気温は上昇しているため、入居者にとってエアコンは生活していく上で欠かせないものとなっています。また、エアコンが設置されている場合でも、古いデザインだと良い印象を与えることが出来ません。耐用年数や機能性も大切ですが、型式も意識してみると良いでしょう。

壁紙について

壁紙を張り替えるだけでも、部屋内の印象がガラッと変わります。是非、試してみて下さい。よく使われている壁紙の種類は、織物調（温かくてホンワカとした雰囲気）と石目調（クールな雰囲気）の2種類です。色も様々なので、物件に合ったものを選んでみて下さい。

おすすめしたい照明器具について

部屋を明るい印象にしたい場合は、LEDライトに照明を変えてみましょう。取替工事を依頼することも出来ます。今では蛍光灯よりも普及が進んできているので、安価で取り付けることが可能です。

靴箱について

見逃しがちな靴箱ですが、「破損していないから大丈夫」と安心してはいけません。あまりにも古い場合には、交換を検討して下さい。もし交換出来ない靴箱の場合は、粘着剤付きの化粧フィルム（ダイノックフィルム）を上から貼り付けることにより、補修することが出来ます。

グレードアップを行う際の注意点について

何年か経った頃に、故障しているものがあれば修理または取り替える必要があります。流通が少ない特殊な電化製品などは、故障時に手に入らないことも考えられます。グレードダウンにならない様に、機器などを選ぶ際には注意深く検討すべきです。

まとめ

賃貸物件の経営を長く維持していくためには、時々グレードアップを行うことも必要です。物件の価値をあげることで、好印象を持った方が入居してくれる場合があります。空室期間が続いている方は、費用を考慮しながら検討してみて下さい。