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2019年11月26日
60代から不動産投資を始めようと考えている方の場合、資産をできるだけ減らすことのないようにしたいと願うケースが多いのではないでしょうか。
今回は、そのような方向けに「不動産小口化商品」を紹介していきたいと思います。
インカムゲインタイプの不動産投資では、投資家自らが個人としてもしくは法人として不動産を所有し、それを運営して家賃収入から利益を得ようとします。つまり基本的には、1人(または1法人)で数千万円ないしは数億円単位の投資用不動産を購入し、運営していくことになります。
これに対して不動産小口化商品では、複数の人が共同で1つの物件に出資し、その割合に応じて得られた収益を配分していく形で投資が行われます。このため、比較的少ない金額から不動産投資を始めることが可能です。
金額的には、一般的には1口100万円くらいからという商品が多いようですが、中には10万円あるいは1万円から投資できる商品もあります。
また、他にも次のようなメリットがあります。
不動産投資と言えば、「大家さんになること」と考えている方も多いと思います。大家さんになると、清掃やメンテナンスから入居者にまつわるトラブルまで、いろいろと厄介な仕事をしなければならないというイメージがあるのではないでしょうか? 自分で管理を行う形の一般的な不動産投資では、その通りです。
しかし不動産小口化商品の場合は、専門の管理会社に任せることになります。もちろん、家賃の回収も管理会社が行ってくれます。そのため、面倒な大家さんの仕事をやる必要はありません。
相続の際に不動産は有利であると言われます。理由として、不動産の場合には相続税評価の際に「貸家建付地」や「小規模宅地等の特例」といった評価減の仕組みがあり、預貯金などに比べて相続税を低減できる可能性が高いからです。
不動産小口化商品の場合でも、この点は同じです。ちなみに、よく似た投資商品である不動産投資信託(REIT)の場合には、実際に不動産を所有する形ではないので、この利点を得ることができません。
また、不動産小口化商品の場合には、口数ごとに遺産分割することもできるので、共有名義となるのを避けることもできます。
もちろん、注意点やデメリットも存在します。第一のリスクは、管理会社の倒産です。
その場合、出資金が戻ってこなくなる可能性もあります。
また、流動性が低いため、現金化したいと思ってもすぐに売却できなかったり、低い価格でしか処分できない可能性があります。加えて、商品の数に比べて出資希望者のほうが多いため、投資したくてもできないケースがあるということもデメリットとして挙げられるでしょう。
今回は、60代から始める不動産投資に向いた商品として、不動産小口化商品について紹介しました。上記で見てきたように、魅力的な商品ではありますが、投資である以上デメリットも存在しますので、その点も踏まえたうえで検討してみてはどうでしょうか。