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家賃相場と収入の関係は3割までが目安?

家賃相場と収入の関係は3割までが目安?

家賃にどれくらいかけるか、収入とのバランスが3割程度までと言われています。
東京での平均年収は20代後半で400~500万円ですから、10万円前後までとなります。
実際の東京23区の家賃相場はその程度に収まっているのでしょうか?
家賃の相場について考えてみたいと思います。

 

■年収400万円で家賃10万円ではどんな暮らし?

年収400万円だと、その3割は120万円になりますから、単純に計算すると10万円までOKのように見えます。
ところがボーナスが1.5ヶ月分×2回だとして計算すると、400万円を15分割にしている格好になり…
『月26.6万円、ボーナス39.9万円×2回』となります。
月給の3割なら7.98万円ですから、相場では、7万円くらいでなんとかしたいと考える人が多いのも納得です。
実際にこのくらいの給料で1人暮らしするときの生活費を書き出してみましょう。
・家賃 10万円
・食費 5万円
・日用品 5千円
・光熱費 2万円
・スマホ・通信代 1万円
・被服 5千円
・定期・交通費 1万円
・趣味娯楽 1万円
・生命保険 1万円
・医療費 5千円~1万円
…ここまでで、23万円
・その他・貯金に残された金額は、3.6万円です。
女性なら美容院、化粧品もかかりますし、交際費がかかった月には月収で収まりません。

 

■20代後半の平均的なシングルの家賃

東京23区では、山手線沿線はやはり相場が高いですが、1DKで7万円くらいですと、立地や築年数によっては見つかる範囲でしょう。
さすがに5万円以下となると、築年数が古いか、立地が不便なところになってしまうでしょう。
先程の生活費の内容から考えると、家賃10万円に入居して無理なく払える人は、平均以上の収入がある人だといえます。
ちょうど平均的な収入の人なら、7~8万円くらい。
不動産投資で大家さんになろうかと考えているなら、このくらいの相場以内で、TVインターフォン、宅配ボックス、ウォシュレットなど揃えた清潔感のある部屋が提供出来るように考えると良いでしょう。

■エリアや物件の情報を持っている業者に相談

ざっくりと家賃の相場と収入についてお話してきましたが、家賃をどれくらいに設定するかは人の流れを把握し、どれくらいの収入の人をターゲットにするか考えることが必要です。
家賃のように毎月必ず決まって支出でムリをすると、家賃滞納が心配ですし、払い続けられる価格帯ででなければ、入居者が決まりにくくなってしまいます。
どういった属性の人が多い地域で、どれくらいの家賃相場がふさわしいのか、情報通の不動産業者に相談してみましょう。